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RaRa

Author:RaRa
管理人のRaRaです。
茨城県守谷市にてピアノ講師をしながら楽しい毎日を送っています。

「19th CLUB」(ナインティーンスクラブ)は楽器・ジャンルを問わず音楽を愛する方が集まって活動している音楽同人です。

茨城県守谷市・沖縄県・東京都で現在「アコースティックライブ」「公開リハーサル」「ジャズごっこ」などを行っています。
興味のある方はコメントください。

★コメントは記事タイトル下の「CM」をクリックすると書き込めます。

★19thCLUBはmixiでもコミュニティ活動をしています。
こちらでは音楽はもちろんの事、フィギアスケートやサッカーなどいろんなことで盛り上がっています。
「19th CLUB 大人のピアノ」で検索してください。
皆さんの参加をお待ちしています。

★19thCLUBに関するお問い合わせ先
workbook19th@gmail.com 
info@rara-piano.com

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    トランスクリエーション 2 

    2010/09/28 06:05/Tue | ★magicdesk journal | CM(1) | TB(0)

    トランスクリエーション 2


    20050822-ev_hall.jpg


    先日、仕事の打ち合わせで
    外資大手メーカーを訪ねたとき
    ミーティングルームに行くために
    エレベーターに乗ったのですが
    締まったドアにシールが貼ってあり
    こんなことが書いてありました。

    Silence please.  会話はひと休み

    眺めながら、
    「いい訳だな~」と感心。

    トランスクリエーションの好例
    といえるのではないでしょうか





                              
    magicdesk   Okajima


    http://magicdesk-journal.blogspot.com/

    http://www.magicdesk.co.jp

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    大先生方のありがたいCD 

    2010/09/27 03:31/Mon | ★独断と偏見で音楽を語る@ | CM(0) | TB(0)
    辛抱たまんなくて買っちまいました。



    入院がたたり、しばらくは家計が厳しい状況なのですが、
    どうにもこうにも我慢できませんでした。


    ルービンシュタインのSP時代のショパン5枚組、彼は三回録音してますが、一番最初の録音です。

    K3200009.jpg

    それから、グルダのライブ盤、ノンストップ。

    K3200010.jpg

    どちらも別の時期の録音は持っていましたが、ついに本命を買っちまったい。


    それから、実はこれがメインだったのですが、フランソワの全集(な、なんと貴重なライブ録音も含め36枚組。ジャズの演奏も入っている!!!)を予約しちゃった。

    もう、持ってけ、ドロボーって感じの大判振る舞い。


    で、そのフランソワのバラ4です。



    本当は私の神様ルドルフ・ゼルキンも何枚か欲しいのがありましたが、サイフと慎重に協議を重ねた結果、断腸の思いで(腸が閉塞して入院したのだが…)今回は見送り。


    神様ゼルキンは別格として、初期と晩年のルービンシュタインと晩年のグルダの演奏が私は大好き。

    どちらのCDも私が一生弾こうと思っている曲が入っており、帰宅後、さっそく楽譜を見ながら拝聴。

    ルービンシュタインは有名なステレオ盤の客観的で端正な演奏とは違い、
    主観的でテンポの緩急が激しく、直情的でドラマチックな演奏。
    聴いてて血管がブチ切れそうになりました
    こいつぁロックだいっっ

    グルダの自作自演は、私の持っている録音や楽譜と音符自体が違っており、自由なアドリブのようでした
    ジャズ入ってますっっ


    どちらも、いわゆる世間一般の「お上品で癒し系のクラッシック」のイメージからは程遠い演奏。

    でも、アタシャこういう血の通った演奏が好きだねぇ。


    こういう先生方の個性的な演奏を聴いておくと、自分がピアノを弾く時に自由になれます。

    良くも悪くも自分でいられる勇気をもらえます。


    「こちとら社会生活でシンドイ思いしてんだ、せめて音楽では自分を解放してあげないとヤル意味まったく無し。」
    と感じてしまうアタシの背中を頼もしい先生方が強く押してくださるワケでして。


    大袈裟に言うと「自分の業を肯定していただいている」ような、ありがたい心持ちになるワケでして。


    神様ゼルキン大先生やパデレフスキー大師匠の域になると、落語の「志ん生」みたく、ミスですら感動につながってしまう面白さです。


    団志が「落語は業の肯定である」って言ってましたが、人生の普遍性に触れている表現ジャンルは全て「業の肯定」の要素は入っていると感じてしまいます。

    だって人間は不完全で「きれいごと」だけじゃ生きていけないもん。

    仏教的に言うと、生きてること自体、食のために他の生物を殺生している業だから。





    とまぁ、理屈はどうでも良いのですが、
    平たく言って、ヨースルにピアノは素の自分で楽しみたいワケですナ。

    単なるピアノ道楽でした。(笑)






    まぁ、今回は自分から自分への退院祝のご褒美ということにしておいて…


    あぁ、でも来月の請求が怖い。









    脳や体の成長とピアノ part2 By 裕木七瀬 

    2010/09/23 03:15/Thu | ★ワークブック掲示板(解説・感想・質疑応答)by裕木七瀬  | CM(0) | TB(0)
    前回は脳を中心に初期教育についてお話いたしましたが、今回は筋肉・骨格・神経網を中心に同じテーマについて考えてみたいと思います。

    まず、現代のスポーツ医学における成長期の特徴を以下にまとめてみました。
     




    ☆筋肉・骨格・神経網等の成長☆

    子供たちの成長は、骨格・筋肉・脳神経系など各器官ごとにそのペースに違いがある。
    子供は大人をそのまま小さくしたわけではなく、年代によって、成長している部分と未発達な部分がある。
    したがって大人のトレーニングをそのまま子供に与えるのではなく、年代に応じて対応を変える必要がある。

    3歳ぐらいから青年期まで成長ホルモンが分泌される。
    3歳から12歳までは基本的な脳・神経網の発育期で、12歳で脳重量が成人量に達する。
    脳や神経網が様々な運動を身体を使い体験することで、新しい動作を覚える時期。
    そのため色々な動作に挑戦し、身のこなしの基本バリエーションの習得が必要。
    したがって1つの運動ばかりを行うことは誤り。
    色々な運動や感覚を幅広く体験することが大切。
    速さや強さよりも、無理のない自然なフォームの習得が重要。

    骨・筋肉・血液は、男子は12~18歳、女子は9~15歳の期間に発育が活発になる。
    この時期にいろいろな運動をすることで神経細胞間の連絡が密になり、学習を繰り返すことで軸索周囲に髄鞘とよばれる蛋白がつくられ、神経細胞の伝達が早くなる。
    いわば運動の効率化のためのショートカットが作られる。

    ※知的学習で得られた神経細胞連絡は途絶えやすいが、運動学習で得た神経細胞連絡は何年も維持される。


    成長の推移 2 成長の推移 図1


    ☆各年齢期の詳細☆(上記の図を参照のこと)


    ①9歳まで:神経系型=脳・神経系の発達期。

    特に3~6歳にかけて、神経系型が大きく成長。
    脳と体を結びつける神経細胞が発達することで、遊びや運動を通して、バランス感覚・リズム感・敏捷性など運動能力の基礎が発達。
    この時期の子供は、同じ動きばかりを繰り返すのではなく、多種多様な動きを通して、様々な運動の神経回路を張り巡らせる必要があるため、集中力が長続きせず、常に新しいものに興味が移っていくようにプログラムされている。
    様々な運動によって身についた神経回路は、多様であるほど年代が進んだ時に専門性の高い技術習得も早くなる傾向がある。
    つまり、同じ運動ばかり繰り返すのではなく、いろんな動きをした方が子供の成長のために良いのである。
    したがって、子供が楽しく運動ができるように、短時間でどんどん運動の種類を変化させてあげると良い。
    「飽きさせない・疲れさせない・怖がらせない」ことを基本に、できるだけ対象(ボールや道具等)に触れる機会を増やすことが重要。
    大人と違い、子供の体はまだ出来上がっていない(特に呼吸・循環器系)ので、あまり長時間の運動は、大人が考える以上に子供には厳しいものとなる。
    疲れから姿勢が崩れ、せっかく一番バランス感覚が伸びる時期なのに、逆に姿勢の崩れが悪いくせとなって身についてしまう危険性があるので注意。


    ②9歳~12歳

    この時期は神経回路の基礎がほぼ完成され、技術的な習得力が成人レベルに達する。
    この頃に覚えた技術は、大人 になってからも忘れない傾向がある。
    いわゆる体で覚える時期。
    ただし、筋肉および骨格については未発達なので、極端なパワー・スピードをつける練習や長時間の練習は障害の原因になる。
    体力的に過剰な練習や怪我を押しての無理等は、骨格の成長に支障を来すことがあるので絶対に避けなけ ればならない。
    客観的に状況を観察したり、コミュニケーションもできるようになり、次第に楽しさを見つけられるようになっていく年代。
    練習内容の理解度も増すことから、興味の高まりとともに積極的に基礎的な反復練習を行えるようになる。

    ※この時期から一般にスポーツ界ではゴールデンエイジと呼ばれ、様々な運動パターンの基礎をどんどん吸収して自分のものにできてしまう時期とされている。
    基本的な無理のないフォームの習得が重要。
     

    ②12~15歳:一般型=骨の長さの成長と呼吸・循環系の発育期。

    骨の長さを劇的に成長させる時期で、骨端線という成長軟骨を有しているので、同じ運動スポーツを必要以上に繰り返すと骨への負担が大きくなる。
    軽い負荷で継続的な運動を実践し、無理のない自然な動作を継続させる能力を身につける時期。
    この時期に徐々に長い時間の練習に耐えられる肉体になっていく。
    視野も広がり、観念も芽生え、行為と思考が関連を持ち始めるため、次第に過去の体験が体系的に結びつき整理され始める。

    ※急激に身体が大きくなるために、感覚が狂い、それまでに身につけた技術が一時的にできなくなる、いわゆるクラムジーが起きる場合もある。


    ③15~18歳:生殖器型=筋力・骨格系の強い発達期

    負荷を増大させ、筋力を発達させることのできる時期。
    力強さや速さを身につけられる。
    この年代で本格的な筋肉の発育が可能になる。強いトレーニングをするべき時期。
    体も大人とほとんど変わらなくなり、長時間のトレーニングにも耐えられるようになる。
    生殖器型の発達が著しく、ホルモン分泌により骨格筋が大きく成長するため、力強さをつける筋力トレーニングやスピードをつける瞬発力系のトレーニングを積極的に行うのが良い。
    この頃になると肉体的・精神的バランスがとれるようになり、自立のための準備期に入っていく。
    自分のプレースタイルというものが徐々に確立していき、自分の特徴をよく知った上でその特徴を伸ばすことに自ら取り組めるようになっていく。
    また、個人差が非常に大きくなってくることから、個々に応じた課題を与えることが必要になってくる。

    ※同一の筋肉の使い方や同一部位に負担のかかる極端な運動を5分以上続けると筋肉が固まり戻らなくなってしまうため、運動を変えたり、休憩を取ってストレッチをする等、工夫が必要。


    ☆トレーナーが注意すべき点☆

    子供の指導は難しく、成果を早く求めすぎると逆に成長を阻害することもある。
    例えば、野球の投手の場合、小学生の段階でも、長時間の反復練習の強要によって、てっとり早く良い結果を得ることができる。
    周りが80キロのボールしか投げられない中で、100キロで投げることができれば勝ててしまうからである。

    しかし、小学生の時に100キロ投げられても、長時間の練習により、体のバランスが崩れ、筋肉が硬くなっているとしたら、そこから球速が伸び悩み、練習量が増えることにより、逆に故障しやすい体になってしまう可能性がある。

    また、強要することにより行為そのものに対する嫌悪感を潜在的に持ってしまい、何かのきっかけで将来やめてしまったり、特定のプレーだけ簡単なことでさえまったくできなくなるケースもある。

    周りが120キロ、130キロに成長していく中で、「小学生の時は上手だったのにね」と言われる子は、小学生の時に頑張りすぎた子かもしれない。

    成長の過程では完成を望まず、一見遠回りのように見えても、子供の成長に合わせてあげることが長い目で見た時に重要になってくる。

    ~あるベテラントレーナーの言葉より~





    以上が現代のスポーツ医学で基準とされている成長の推移です。
    スポーツとピアノを単純に結び付けることはできませんが、それでも肉体が大きく介在している以上、参考にすべき事実だと思われます。

    脳の項目と照らし合わせて考えると、ハッキリと傾向が見えてきます。

    ①6歳ぐらいまではロジカルな学習や長時間の反復は避け、できるだけ多様な体験をすることが重要。 
    体験の中に様々の基本要素をちりばめ、遊びの中で体に馴染ませる。
    楽器に接する機会を増やし、目・耳・体を使った体験学習が重要。
    体験からカンを養い、分別がつく年齢になってからロジックで整理する。
    ②9~12歳ぐらいから技術の学習効率が上がる。
    ③12~15歳ぐらいから観念が芽生え、音楽の内容についてコミュニケーションもとれ始める。過去の音楽体験についてもロジックと結びつけて体系的に理解出来始める。
    ④15歳以降、ほぼ成人と同じ内容で学習できはじめる。自分のスタイルの基礎を見つけられる時期。

    個人差はありますが、お子さんに接する以上、少なくとも以上の6項目については、教育者が意識するべきではないでしょうか。

    人間である以上、科学的な脳と肉体の成長のプロセスは無視できないからです。

    全てのピアノを学習するお子さん達に、無理なく自然に、その子に合ったカリキュラムで楽しく学習を進めていただくために、
    我々はもっと子供達の体や脳について理解し、与える課題や時期についてより深く考慮していく必要があるのではないでしょうか。


    過去への盲信や迷信の押し付けにならないために。
    子供主体の教育であり続けるために。




    裕木 七瀬





    追記

    主題である初期教育からはそれますが、生涯教育という観点で脳と肉体には面白い特徴があります。

    「情報の仕分」と「記憶保存用の神経回路の作成」と「記憶神経回路を保管先の大脳新皮質へ転送」をおこなっている「海馬」の細胞は減少せず、一生発展が可能。
    ②脳細胞は20代をピークに減少していくが、脳神経網ニューロンは一生発展し続け、脳細胞を補う働きをする。

    回答が出なくても思考の持続をすることで、神経網のバイパスを作り発達する。
    ③筋肉はトレーニング方法を変えることで一生鍛えることができる。
    (現役の70代のボディービルダーやプロレスラーもいるそうです)
    大切なのは食事と充分な休息を取り、ゆっくりトレーニングすること。
    年齢に合った無理のないトレーニング方法を選択すること。
    方法論を選び、休息やインターバルを充分取れば、若い頃に比べゆっくりではあるが、確実に筋肉は老齢でも発達する。


    そういえば、オリンピック等でも競技によっては高齢者の活躍が増えてきたように思えます。

    ひょっとしたら、人間に「もう遅い」ってことはないのかも知れませんね。
    私も含め、大人の学習者にとって、とても希望の持てる事実ですね。






    補足

    「知的学習で得られた神経細胞連絡は途絶えやすいが、運動学習で得た神経細胞連絡は何年も維持される。」

    これは大変に興味深い事実です。

    さらに、筋肉や神経網自体に記憶がある程度ストックされることも、最近の医学でわかってきたそうです。
    (これが理由で、臓器等の移植を受けた人にドナーの好みや癖が移ってしまったり、ドナーが経験したことを夢に見たりする事例が少なくないそうです。)

    ひらたく言うと、まさに「体で覚える」ってことですね。
    「習うより慣れろ」って本当だったんですね。
    ちなみに空海は「体験以外は知識ではない」と修行中の弟子に語っていたそうです。

    体験先行型で学習し、知識やロジックで後から整理していくのが人間には生理的に一番あった学習手順なのかも知れません。

    極論すると、大人も子供も、JAZZやROCKの様に何でもいいから出来る範囲で曲を演奏し、後から論理的に整理していくべきなのかも知れませんね。





    脳や体の成長とピアノ part1 By 裕木七瀬 

    2010/09/18 03:53/Sat | ★ワークブック掲示板(解説・感想・質疑応答)by裕木七瀬  | CM(0) | TB(0)

    同じ感想をお持ちの方は少なくないと思いますが、ピアノ教育において幼児教育が一番難しいのではないかと昔からよく感じておりました。

    このことは、大脳や肉体の成長からも説明できることです。

    ここでは、個人差があることを前提として、
    あくまで一般論として脳と肉体の観点から話をすすめたいと思います。


    出生後、大脳は以下の経緯で成長していきます。

    (図も参照してください。)



    ☆大脳の発達⇒原則的に後部から前部へと成長する

    ①後頭葉~幼児期(小脳等)
    視覚、聴覚、触覚、空間認識等の基本的な感覚や環境認識。

    ②脳梁~6歳までに完成
    右脳(イメージ)と左脳(論理性)をつなぐパイプ。
    脳梁は生まれつきあるものではなく、出生後に1歳ぐらいから発生する。
    そのため、脳梁が見発達な幼児の脳は成人の右脳的な働きになる。
    成長とともに脳梁が発達し、左脳と右脳が分離した役割を持つようになる。


    ③側頭葉~9歳までに完成
    記憶、情動、直感、快・不快、好き嫌い等の感覚。(大脳辺縁系

    ④前頭葉~12歳から発達
    論理性、観念、価値観、自主性、計画、順序の決定、総合的判断、衝動の抑
    制、行動結果の予測等の高次機能。

    nouzu2J

    shikumiJ.jpg

    ☆大脳辺縁系☆
    大脳辺縁系は、大脳皮質の内側、脳幹の周囲にある神経線維システムで、本能行動や感情や記憶を担っている
    視床下部や前頭葉や側頭葉の他の領域をつなぎ、帯状回や海馬や扁桃体を含み、側座核といわれる大脳の快楽中枢の構造と相互に結合している。
    大脳の古い皮質で、人間に進化する前の性質=動物として生存のために必要な自動的な機能(内分泌系・自律神経系等)にも関わっている。
    また、感情や記憶を生む中枢で「喜・哀・快・不快、好き・嫌い・怒り・恐怖、接近・回避、攻撃・逃避」などの情動を担っている。
     
    海馬☆
    海馬は情報の仕分・記憶神経回路の作成と転送・情報の呼び出し等の重要な働きを担っている。⇒記憶の司令塔
    海馬の先端には情動の中心的な役割を担う扁桃体があり、扁桃体によって感情の加わった記憶はより強く定着する。
    あまりにも強い刺激(驚愕、恐怖体験など)を受けた場合は、扁桃体が電気のブレーカーのような役目をし、海馬に伝えないように働く。
    海馬での記憶期間は2年程度で、それ以上の長期記憶は、海馬で作られた記憶神経回路が記録を担当する大脳新皮質に転送されて長期保存される。

    ※脳細胞は20代をピークに減少していくが、脳神経網は一生発達していく。

    ※海馬の細胞は減少せず一生発達可能。




    脳梁がまだ完成していない幼児は右脳思考です。 
    つまり、基本的に理屈や道理で理解ができません。

    感覚とイメージの世界に生きているのです。

    また、前頭葉が未発達のため、長い目で見て行動したり、
    論理的に目標のために準備することには向いていません。

    幼少期は、脳の完成を待ちながら、音や映像や体感を通じ体験を重ね、
    側頭葉に記憶を蓄積していく時期です。

    そして、好みや趣味・嗜好を含め「観念」の基礎を作る時期です。

    こうやって考えますと、やっかいなことに、おおよそ幼児の脳はロジカルなピアノの学習法には不向きと言えます。


    肉体的な大きな問題としては楽器のサイズがあります。
    ピアノの鍵盤のサイズは、リストが成人の平均的な肩幅と手を基準に決定したものです。
    本来、ピアノの世界にも、ギターやバイオリンに子供用のミニ楽器があるように「子供用」のミニ鍵盤ピアノがあって然るべきなのです。


    これらの事実から少なくとも幼児がピアノに向かう時、「譜読み」と「体に合わない楽器」という二つの現実に直面する訳です。

    実際、読譜がしんどくてピアノをやめた方は少なくないと思います。


    余談ですが、ご存じない方も多いかと思いますが、実はジャズやロック等のプロで楽譜の読めないミュージシャンは少なくありません。

    私自身、ギターで仕事を始めた頃はまだ楽譜が充分に読めませんでした。

    読譜がある程度スムーズにできるようになったのは、クラシックピアノに転向して数曲弾いてから後のことです。

    かの美空ひばりさんも譜面は読めませんでした。

    「演奏力」と「読譜力」は関連はありますが、元来まったく違う能力です。

    譜面に頼らない演奏法があり、ほとんどの場合、楽器が充分に扱えるようになってから、必要に迫られて後から楽典等を勉強するケースが多いのです。

    ちなみに、私はジャズやロックの方法論はクラッシックの世界にも応用可能と考えております。
    また、導入することで解釈や音楽性をより深めるとも考えております。


    古典を扱う以上いた仕方ないのですが、「初めに読譜ありき」で学習を進めていくのは、おそらくクラッシックだけでしょう。
    (ホロヴィッツやフランソワやケンプは耳コピーでも弾いていたらしいです。 ホロヴィッツ、フランソワ、グルダはジャズの演奏もしていました)


    以上のことから、私は理性が未成熟で「好み」が形成される幼児期に、無作為に「読譜」を前提とした教育を中心にしていくことに、とても危険を感じております。

    実際、以前よりましになったものの、ピアノの初期教育は現状でも定着率がとても低く、
    その大きな要因が「読譜」と「体に合わない楽器」にあると思われます。

    勿論、読譜や基礎技術は重要なのですが、一生懸命に教えた結果、ピアノの嫌いな子を作りかねないのです。


    肉体や脳の成長を前提にすると、与える時期や順番を考えるのは必然ではないでしょうか。

    私は経験から「楽典」や「読譜力」は理性の発達する12歳以降でもいいのではないかと強く感じております。
    また、本格的な技術も、少なくともオクターブが届くようになってからでも遅くないと思っております。


    それまでは「読譜」に頼らない方法で「手」に合った楽しめる曲を弾いていくことが重要のなのではないでしょうか。


    特にお子さんの場合、「読譜力」と「曲を弾けること」はハッキリ分けて、「音を出すこと」や「楽しむこと」を中心にし、読譜は二義的でいいとさえ思っております。


    楽典的なことは勉強するのではなく、音楽的体験の中に可能な範囲でちりばめ、後から整理する。 
    あえて「知る」のではなく「体感」するに留める。
    正確性よりも、楽器や音楽に対する右脳的な「カン」を育てるように。

    「理屈」は分別ができてから「体験」を整理するために活用すればいいのではないでしょうか。

    脳や肉体の成長を考えた時、そうした方が自然なのではないかと強く感じております。


    少なくとも、6歳までは五感に訴えるカリキュラムで音楽的体験を積むことが大切なのではないでしょうか。
    まず、ピアノや音楽を好きになってもらい、見たり、聴いたり、歌ったり、体を動かしたり、そういった体験型学習を積むことを第一にすべきでしょう。
    できれば、この期間に「良い好みの基礎」が育てば素晴らしいことだと思います。


    幸い、私共は読譜にあまり頼らない方法論を持っております。
    コダーイシステムのような深い音楽性が得られる先人の知恵もあります。


    手と脳に合った合理的な課題。

    私を含めて全ての教育者が、こと初期教育に関しては固定概念を一度捨てて、
    脳や肉体の成長を前提に科学的にアプローチする必要があるのではないでしょうか。


                                 裕木 七瀬






    追記、

    ホロヴィッツの母親は息子のピアノの才能を信じ、親族を通じてお願いし、スクリャビンの楽屋を息子と一緒に訪ねます。
    スクリャビンは幼いホロヴィッツを見て、「この子の才能を伸ばしたいのなら、音楽だけではなく、絵画、文学、演劇、すべての素晴らしい本物を可能な限り体験させてください。」とだけアドバイスしました。
    後年、ホロヴィッツは「良い好み」という言葉をインタビューの中で多用しています。

    大脳の発展過程で「好み」の形成される幼児期のホロヴィッツに対し、スクリャビンのアドバイスはとてもマトを得たものですね。

    「ピアノは3歳から始めないと遅い」という常識が一昔前まで主流でしたが、スポーツ医学等が発達した現在では「音感等の感覚を身につける意味では幼少期の方が良いが、それ以上の意義はない」という見解が主流になりつつあります。

    (実際に、パデレフスキー等、20歳を過ぎてからピアニストを目指した巨匠もいます。私の師匠は16歳からピアノを始めました。ギタリスト時代の知人にも高校生ぐらいからピアノを始めたミュージシャンは少なくありませんでした。)

    こういった事実からも、やはり少なくとも脳梁の完成する6歳までは、「好みや感覚」を養う体験的学習を前提にした方がよさそうですね。

    ホロヴィッツじゃないですが、「良い本物」に接することができる環境が一番大切なのではないでしょうか。

    少なくとも、ご家庭では常にバックグランドミュージックとして「良い音楽」が流れていることが理想ではないかと思います。
    できれば、ご家族全員で演奏を楽しんでいることが望ましいですね。

    (ホロヴィッツは親戚の「音の大きいピアニストの伯父さん」と音楽好きでピアノも達者だった母親や姉の影響でピアノが好きになったそうです。)

    子供は面白そうなことは、すぐにマネします。
    いつも音楽が流れ、大人達が演奏を楽しんでいる、そんなご家庭から「良い好み」を持ったお子さんが育っていくような気がしております。





    補足

    「扁桃体によって感情の加わった記憶はより強く定着する。」

    とても面白い事実ですね。
    ようするに、心が良い方向に動けば記憶も強く定着するワケです。

    どうやら「好きこそものの上手なれ」って本当みたいですね。
    感動したり楽しんだりしていないと効率が下がるようです。

    付け加えますと、
    帯状回で発動される「やる気」も大きく記憶効率に関わっているそうです。

    大切なのは心!!!

    人間ってホントに感情の生き物なんですね。



    ワークブック講習会 <品川> 無事終了しました。 

    2010/09/13 21:00/Mon | ★ワークブック掲示板(解説・感想・質疑応答)by裕木七瀬  | CM(2) | TB(0)
    昨日、品川でワークブック講習会がありました。
    今回は以前ワークブックをご購入いただいたjoyさんを中心に会を進行しました。
    joyさんは佐賀県の方でお会いすることができずにいたのですが、今回東京にいらっしゃることになりワークブックの講習会をさせていただけることになりました。

    品川駅で待ち合わせ。
    初対面なのでちょっとドキドキしましたが、ワークブックをさりげなくバックからのぞかせてくださっていたので、すぐにわかりました。
    mixiでいろんなお話をさせていただいていたので、初対面とは思えないほど打ち解けた感じで会場に向かいました。

    会場はレッスンがないときに練習室として貸している「サンピアノ音楽教室」。
    品川駅から徒歩3分。
    分かりにくい場所にありましたが何とか到着。
    8階まではエレベーターがあるのに、そこから練習室のある9階へは歩きなんです。
    しかも隠し部屋のような変な作りのマンションでいったいどこが練習室なのか???
    事務所はどこ???
    悪い意味では決してなく、こんなピアノ教室は始めてです。
    電話して事務の方に来ていただきました。事務の方はみなさん優しそうな方でした。

    グランドピアノの部屋は思いのほか広く、ソファは6人~8人ほど座れ、冷蔵庫と電気ポットまでありました。
    これは良い場所かも。
    守谷駅から1時間だし。駅から近いし。予想より広いし。ハープまであるし機材もあるし。

    レンタル時間は2時間なので早速開始。
    joyさんはピアノの先生で音楽用語や楽典は理解されているため、一番の目的である「ワークブック」の使い方と概念の説明からすんなり入ることができました。
    そしてjoyさんの日頃のレッスン内容も教えていただきました。
    そういったことをお話しするうちに自分のレッスン内容にもひらめきがありました。
    やはりいろんな方のお話を聞くと相乗効果でいろんなことに気が付きます。


    その後ZERKIN=Sさんの「ジャズ・コード講座?」。
    何故「?」かというと始めての試みでまだ名前がないのです。
    joyさんがこの本をご購入いただいたときに、「何故この本を購入したいと思ったか。」をメールに書いてくださって、コードの話は必要と思いZERKIN=Sさんにお願いして作っていただきました。
    こちらの講座はこれで独立して開催した方が良いと感じました。
    1時間では時間が少なかったです。

    その後、はじめからご参加くださったシマネコさん、joyさん、ZERKIN=Sさん、私の4人で美味しいランチをいただきました。
    パスタを注文しましたが、ピザが美味しそうで=たぶん石窯で焼いているんだと思う=食べたかった!!
    次回があるなら絶対ピザを頼みます!!
    前菜、パスタ、デザート、ドリンクで満腹でした。
    アルデンテって固いんですね。家で作るパスタは柔らかいんだと思いました。
    これからはパスタのゆで時間は減らします。

    旅行という貴重な時間の中で、私たちのためにお時間を作ってくださったjoyさんには本当に感謝いたします。ありがとうございました。

    シマネコさんにはランチのことすべてお任せして、美味しい場所をさがしてくれてありがとうございました。はじめから来てくれてありがとう。

    退院して間がなく体調が悪いのに、資料を作ってくれて、説明もしてくれて。ZERKIN=Sさん、ありがとうございました。

    ビデオに撮影したので検証することと、3脚はもう少し軽くて小さいのを買う事。(守谷から重かったよ、3脚)
    今回の反省点を踏まえ、次回はもっとわかりやすい講習会にしようと思います。

    RaRa


    9月生まれのピアニストたち 

    2010/09/12 08:45/Sun | ★シマネコの今日の1曲 | CM(1) | TB(0)
    9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いてますね・・・
    9月に生まれたピアニストをご紹介します。

    5日 マルク・アンドレ・アムラン、ヨハン・クリスティアン・バッハ, ジョン・ケージ、
    6日 田崎悦子
    7日 ジャン・イヴ・ティボーテ
    10日 綾戸智絵
    13日 辻井伸行、クララ・シューマン
    17日 園田高弘
    25日 グレン・グールド、スタニスラフ・ブーニン
    26日 アルフレッド・コルトー
    28日 アナトール・ウゴルスキ

    5日、アムランは1961年生まれ。49歳になりました。理知的で超技巧派カナダ出身。
    何度か日本にも来日していますが、又聴きたいので早く再来日して欲しいものです。
    アムラン映像

    25日、グレン・グールド。1932年生まれ、1982年10月4日に50歳で没。
    生きていれば、今年78歳になっていました。没後28年経ちましたが、今なお新しいリスナーを増やし、
    評価されているグールド。

    ピアニストではないのですが、9月5日はフィギュアスケートのキム・ヨナ選手、9月25日は浅田真央選手
    も誕生しています。クィーンのフレディ・マーキュリーも9月5日です。







    ワークブック講習会 品川 のお知らせ 

    2010/09/06 13:40/Mon | ★ワークブック掲示板(解説・感想・質疑応答)by裕木七瀬  | CM(3) | TB(0)
    暑い日が続きますね。
    急なお話でございますが、ワークブック講習会を品川で開催します。

    日時:2010年9月12日(日)11:00~13:00

    場所:品川駅徒歩5分 サンピアノ音楽教室

    集合場所:当日10:45品川駅 高輪口

    ホームページはこちら サンピアノ教室

    参加費:500円
    募集人数:2~3名 先着順、人数に達した段階で募集を打ち切ります。

    先日ララピアノ教室で行いました「ワークブック講習会」にていただいたご意見を踏まえ、少し改定して行う予定です。
    なお、今回は遠方からお越しくださった方=joyさんを中心に会を進行いたしますので、見学でのご参加となります。ご了承ください。

    なお、その後近くのお店でランチをします。もしよければそちらもご参加くださいませ。

    参加ご希望の方でmixiからはRaRaへメッセージをください。
    19th CLUBのブログ・RaRaPianoのブログからはinfo@rara-piano.comまでメールをください。よろしくお願いします。

    RaRa


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